【特支/ASD/自己理解/対処/スキル/】ASDの特性への対処スキル
これは何だろう…信州大学の研究?
— ちあき (@chiakifreeee) 2020年6月17日
ASDの特性への対処スキルが豊富すぎてとてもタメになる。
豊富すぎて全部貼れなかった!!https://t.co/xEvvXaNdod pic.twitter.com/cHKU6kCkQ5
凄くたくさんいろいろなことが書いてあって,勉強になりそうな印象。
「表1 困りごとチェックシートの評価項目」「表2 困りごとに対処するスキル」が目に留まるが,考察において「ASD特性として本質的な問題に対しては,有効な対処スキルに乏しい」とあることに注意したい(表3 どのソースからも対処スキルが見つからなかった,あるいは消極的な回避行動しか提案がなかった困りごとチェックシートの項目)。
むしろ,これらに役立つと考えられる方法(下記1~3)を理解しておくと適切な支援をすることができるのかもしれない。
1.自分を無理に変えようとせず,「ふつう」を目指すのを止める。個性を受け入れ,社会常識も学んで,その両方が生きるような着地点を探す。
2.自分に関わる人全員ではなく,自分の属する組織の責任者である担任,上司に特性を伝える。自分の良き理解者,相談相手を探し,やって良い事,悪い事,自分の困った行動を明示的にはっきりと言ってもらったり,具体的に書いてもらったりする。
3.会話や交渉など,苦手なことは人にまかせたり,手伝ってもらう。自分にできることを理解し,得意なことをみつけ,そうしたことを分担させてもらえるように周囲にお願いする。
また,今回の調査対象が青年期以降のASD患者であることから,中学生以下の生徒には該当しない部分がある可能性も考慮しておきたい。