イソップのメモ帳

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【講座受講の履歴】みん職に入会してからの2年半~一会員の視点から~

 皆さんは、「みんなのオンライン職員室」というサービスを知っていますか?

 

 みんなのオンライン職員室(以下「みん職」)とは、杉山史哲さんが代表を務め、現役の先生方や教育に関心のある方々を対象にした学びを提供するサービスです。

 

 さて、この「みん職」ですが、私は2019年8月に入会しました。実際にはそれ以前から無料講座に参加していましたが、たくさんの講座に参加して、これは面白そうだと思って入会を決めました。

 私が勤める学校は小規模校のため、話を聞くことができる先生方の数が少なく、多くの話を聞くことができる学びの場を求めていたことも入会を決めた理由の一つでした。また、首都圏で開催されているセミナーにも参加していたのですが、参加費に加えて交通費や宿泊費などもかかっていたところに、月額2,980円でオンラインで学ぶことができる点も魅力的でした。

 ということで、今回はみん職に入会してからの2年半、一会員がどのようにみん職を活用してきたかについて振り返りたいと思います。この第1部では【講座受講について】、次の第2部では【講座受講以外について】書いていきます。

 

○2019年2月頃~(無料受講期)

 「みん職」の講座に最初に参加したのは、確か2019年2月頃の中村浩二先生の働き方改革の講座でした。今でこそオンライン講座が当たり前になっていますが、当時はオンラインで学ぶことができることは画期的だと感じました。

 その後、フリーランスティーチャー田中光夫先生、教育の生産性向上を謳うさる先生こと坂本良晶先生、日本人で初めてGTPTOP10に選出された高橋一也先生、元商社マン教師の学級経営革命(さくら社)著者の木下山多さん、大阪の公立中学校で学校改革に取り組んだ大泉志保先生、日本の教育哲学の第一人者である熊本大学の苫野一徳先生、プロコーチ吉田忍さん&京教附属桃山小の若松俊介先生などの講座に参加しました。当時はオープン講座制になっており、事前申し込みするor会員であれば誰でも講座に参加することができました。また、会員同士の交流の場として、映像を観ながらゆるく語り合う「みん職BAR」という時間も設けられていました。このみん職BARの中でスタッフの方たちと「みん職は会員が作り上げていくものである」「やりたいと思ったことをどんどんやると良い」という「みん職」のオーナーシップについて話した記憶があります。そのため「みん職」に参加した時から、自分たちで「みん職」をより使いやすく、よりよく学ぶことができるようにしていくぞ、という意識があったように感じます。

 

○2019年8月頃~(ようやく入会)

 「みん職」の講座に参加することも慣れてきた8月。夏休みという時期に合わせて、「みん職」が何かのキャンペーンを実施していました。軽井沢風越学園校長の岩瀬直樹先生、GTPTOP10に選出された正頭英和先生、起業家教育を軸に学校の立て直しに挑んだ大西正泰さんなどの新講座が始まるということもあり、「みん職」への入会を決めました。また、この時期に著名な講師の講座が始まるということで入会してきた人も多かったように感じます。その後、リヒテルズ直子さんのイエナプラン講座、さる先生&かわひーさんのハタラキカタクエスト、武田緑さんの多様性を考える講座、若松先生の読書会が開催され、講座が充実した状態になりました。講座後に「放課後タイム」と称した振り返り兼雑談の時間があったことで、毎週講座で出会う仲間たちと交流を深めていきました。

 

○2020年3月頃~

 その充実した状態がしばらく続いた2020年の3月末にオンラインとオフラインの接続を試みた「みん職フォーラム2020」が企画され、これまで講師を務めた方々に加えて、たくさんの講師と講座が用意された大規模なフォーラムが実施されました。しかし、新型コロナ感染症の発生・拡大により、最終的には完全オンラインで実施されました。当初は全国各地のオフラインの場に集合してオンライン講座を受講するという斬新な方法が検討され、全国でSO(サテライトオーガナイザー)を募集していましたが、これも実現には至りませんでした。ちなみに私もSOという全国各地でオフラインの場を設ける役割の一人として準備を進めていたところでした。フォーラム当日は、同時に3つの講座を開講していたため、フォーラム終了後には会員向けにフォーラム講座動画の再放送も行われました。

 フォーラム終了後は、新型コロナ感染症の拡大により全国一斉臨時休校となっていたこともあり、「みん職」以外にもオンライン講座が急増しました。そんな中、「みん職」でも、スクールタクト×蓑手章吾先生、Google Classroom×江藤由布先生などのICTに関連の講座が開講され、6月には「with コロナ 時代の教育フォーラム」が開催されました。加えて、学習する学級×福谷彰鴻さん(福ちゃん)、組織開発×石川英明さんなどの組織開発に関する講座(不参加)なども開講されました。この頃から人数限定講座が出てきました。

 

○2020年8月頃~

 全国一斉臨時休校の影響で全国的に夏休みが短くなった8月には、「みんな de『学び合い』フォーラム」が開催されました。他に小林昭文先生による「小林昭文ALラボ」(不参加)、武田緑さんと上田万里さんによる「気になるあの子のケース相談会」、福島哲也先生と高橋尚幸さんによる「『学び合い』実践ステップアップゼミ」(不参加)、岡村健太先生による「教育哲学ゼミ」と、ゼミを中心とした講座が多数開講。11月には「学校教育と『格差』フォーラム」が開催。

 その後、坂本良晶先生×正頭英和先生による「10年後の雑談」、木村明憲先生による「授業づくりゼミ」(不参加)、栢之間先生×山藤先生による「SDGsゼミ」、炭谷俊樹さんによる「探究講座」など新ゼミ、新講座が開講し、ゼミを中心としつつ講座も実施されている状態となりました。

 

○2021年3月頃~

 全国一斉臨時休業から1年後、3月。GIGAスクール構想実現に向けた動きが全国的に推進される中で「GIGAフォーラム」が開催され、各立ち位置で先進的な取り組みを行ってきた方々が講師として登壇。講座としては「不登校という選択」(不参加)が開講しましたが、講座の大半がゼミを占め、ほぼ現在と同じ状態になりました。

 8月には「組織開発フォーラム」が開催されました。半年に一度フォーラムを開くために準備している「みん職」スタッフの方々には脱帽です。

 

 以上、長くなりましたが開講されていた講座、受講した講座についてつらつらと書いてきました。振り返ってみると、相当学ぶ機会を獲得できていたなと感じます。因みに現在は、本業が忙しくゼミや講座などは何も参加していません。

 冒頭でも書いたように、第2部では【講座受講以外について】書こうと思います。