モチベーション大百科と学校教育1【目標勾配】
はじめに
「図解モチベーション大百科」編著 池田貴将 を読み,これらの内容を学校教育とどのように関係づけられるのか,具体的にどのように実践できそうなのか,自分の考えを整理するために書き綴ってみたいと思います。
【目標勾配】
CHAPTER1動機づけのモデルケース
【目標勾配:ゴールを間近に感じさせる。】
いまゴールにどれくらい近づいているか,フィードバックを与えることで,達成度が上がる。
スタンプカードが例に出されていましたが,ゲームのログインボーナスのようなイメージでしょうか…?学校でもそのまま使えそうですし,現に使われている手法でもあるように思います。
学校でやってそう,できそうな実践
・夏休みのラジオ体操のスタンプカード
・ビー玉貯金(クラスでいいことがあったら教師が一つビー玉をビンに入れる。全部たまったらお楽しみ授業をする。)
・泳いだり走ったりした距離の分,カード等に色を塗り,成果を可視化する。
・ドリルのやった問題のところにスタンプを押す。
注意点
・ゴールまでの距離は,近すぎず遠すぎず,適切なゴールの設定をする。
・完璧主義のようにキッチリやらないと気が済まない子の場合は,切り替えてリスタートできるようにしたり,ゴールを再設定したりする必要がある。
さいごに
『「どれくらい遠いか」よりも,「どれだけ近いか」を振り返ろう。』
目標設定に関して,こんな記事もあります。